妻と子供と愛情

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この理屈は、なるほど正当な筋の通った理屈です。けれども、子供に対する愛情も、すべての愛情も、すべての愛情とおなじように、けっして理屈どおりにはいかないのが原則です。子供に対する愛情を、下手な公式的な理屈で考えないこと、それどころか、愛情が自分でも気のつかないうちに、歪みやすいものであること、このふたつのことをはっきり念頭においてほしいと思います。この世には会社の仕事がいそがしいという口実のもとに子供のことをいっさいかまわぬ父親がいます。そして夫の仕事を買いかぶりすぎて、夫のこの口実を百パーセントうけいれ、子供の教育は私だけにまかされたことだと考える母親がいます。これも一種の軽症です。ところで、この軽症は下手をすると、軽症のままでいないことになりやすいのです。子供のことはいっさい妻まかせ、-こういう夫は、妻のことはいっさい子供まかせという妙な結果を生み出しやすくなりがちです。つまり、子供のことをいっさいかまわぬ夫は、やがて、妻のこともいっさいかまわぬ夫になりかねないのです。むろん、こういうぱあい、ある点では妻もいけないのです。子供のことを口実にして、夫の面倒を少しもみない、私には三人も子供がいる、とてもあの人のことまで手がまわらない、-これは賢母かもしれませんが、まさに悪妻でしょう。コミュニケーションは非常に重要ですので、これからここで出会う結婚相手とはコミュニケーションを途切れないよう気を付けましょう。

参考:結婚相談所 選び方